瀬戸内エッセイ

Webコンサルタント、プログラミング講師をしています。

いい歳した大人がポケモンGOを作った!ジョン・ハンケについて調べてみました。

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いい大人がポケモンなんて……、と思っている人が多いらしいですが、ポケモンGOを作ったジョン・ハンケは現在49歳です。
つまり、いい大人がポケモンGOを作ったのです。しかも、49歳といえばゲーム業界では高齢ですね。
そこで、ポケモンGOを作ったジョン・ハンケについて調べてみました。

ポケモンGOに関しての誤解

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ジョン・ハンケについて書く前に、ポケモンGOに関しての誤解を説明しておきます。
既にご存じの方が多いと思いますが、ポケモンGOは任天堂が作ったものではなく、ジョン・ハンケ率いるNiantic(ナイアンティック)がポケモンのキャラクタを使用する権利を得て、開発・配信・運営を行っています。さらにややこしいですが、ポケモンは任天堂・ゲームフリーク・クリーチャーズの3社が共同出資する「株式会社ポケモン」のキャラクタです。
そのため、「ポケモンGOで任天堂が儲かっていると思っている馬鹿な奴がいる、うへへへへー」と騒ぎ出す人がいますが、一概にそうとも言えません。
任天堂と株式会社ポケモン、およびその米国子会社である The Pokemon Company Internationalは、Googleと共にNianticへ出資をしています。
したがって、ポケモンGOの利益が上がれば任天堂も儲かるという訳です。そうでなくても、ポケモンGOが流行れば株式会社ポケモンのグッズが売れ、その出資会社である任天堂も儲かりますよね。
あと、「任天堂がポケモンGOを作ったと思ってる馬鹿な奴がいる、うへへへへー」と騒ぎ出す人もいますが、普通間違えて当然だと思いますので、そのような批判はやめましょう。

ポケモンGOを作ったジョン・ハンケとは

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テキサス州のクロス・プレインズというど田舎で、ジョン・ハンケは生まれます。バスケットボールやバンド活動が好きだったハンケは、将来、農業を営むべく牛の世話をしていたそうです。
そんなハンケに転機が訪れます。数学の先生がタンディ・コーポレーションのTRS-80というコンピュータを購入したことにより、プログラミングに興味をもつようになります。そして自分でも、Atari社の8ビットコンピュータAtari400やAtari800でプログラミングをするようになります。この時すでに、自分で作ったゲームを雑誌社に売却していたそうです。その後ハンケは、テキサス大学オースティン校へ進学、カリフォルニア大学バークレー校でMBAを取得しています。

友人が設立したゲーム会社を経て、2001年ハンケは米国家地球空間情報局(NGA)と中央情報局(CIA)が出資する「Keyhole(キーホール)」を設立、地球上のあらゆる場所の衛星画像を閲覧できるソフトを提供していました。
それが、当時地図サービス(グーグルマップ)の開発を進めていたGoogleの目に止まり、2004年にgoogleはKeyholeを3,500万ドルで買収することになります。

Googleの傘下に入ったハンケはグーグルマップ、グーグルアースの開発に参加。この時、スティーブ・ジョブスを説得して、初代iPhoneにグーグルマップを搭載させています。
しかし、ゲームへの情熱が再び燃え上がったハンケは、地図を利用したゲームを開発したいとGoogleに退職を要望。しかし、ラリー・ペイジに引き止められたハンケは、Google社内でゲーム会社「Niantic Labs(ナイアンティック・ラボ)」を立ち上げることに。
そして2012年、ハンケは「Ingress(イングレス)」をリリース。しかし、収益の少ないイングレスは、Google社内からの評価は低かったそうです。そこでハンケは、有名キャラクターを使用したイングレスのようなゲームを構想します。その時、ハンケの部下でエンジニアの野村達夫が、グーグルマップでポケモンを捕まえるエイプリルフール用のサービスを進めていました。株式会社ポケモンとグーグル東京は同じ六本木ヒルズ内にあり、何の問題もなく交渉は進むことになります。

野村のエイプリルフール企画は大成功。それを知ったハンケは、野村を通してポケモン社CEOの石原恒和と商談。イングレスの大ファンだった石原は、難なくこの話を承諾。ナイアンティック・ラボはGoogleから独立し、2015年8月「Niantic(ナイアンティック)」に社名を変更してポケモンGOの開発が進むことになるのです。

ジョン・ハンケとアメリカ国家

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先に述べたように、ジョン・ハンケが最初に設立をしたキーホールは、米国家地球空間情報局(NGA)と中央情報局(CIA)が出資をしています。実際、アメリカ国家がベンチャー企業に出資をすることは珍しくはありません。
ただ、エドワード・スノーデンの公表によると、グーグルやフェイスブック、ツイッターなどでは、顧客が提供する位置情報や映像などを国家に提供しているとのことです。
これを元に考えると、アメリカ国家が知りたい施設などにキャラクタを置けば、ユーザが無意識にそこの情報を送ってくれる事に繋がります。実際、エドワード・スノーデンが滞在(半亡命)しているロシアでは、ポケモンGOの使用を禁止にしています。同じような国、中国でも一緒ですね。
※そのような可能性もあるということで、実際にどうだかはわかりませんよ。

最後に

いい大人がポケモンなんてと批判されていますが、ポケモンGOを作ったジョン・ハンケは現在49歳です。
しかし、ジョン・ハンケは自分が作ったポケモンGOで遊ぶ暇はなく、今のところレベル5だそうです。
色々と、考えさせられますね……。